愛和住販の賃貸日誌

それほど賃貸管理物件は多くないのですが、ちょこっと賃貸のことを書きたいブログです

賃貸物件の台風避難の際にやるべきこと

閲覧ありがとうございます。

先の台風19号では全国で大変な被害がありました。まだ通常の生活に戻れていない方達も大勢いる様子です。心からお見舞いを申し上げます。

当社がある埼玉県坂戸市近辺でも河川が氾濫した為、一般住宅や大型店舗が浸水被害にあったりと台風の爪痕がまだまだ残っています。私自身も台風上陸当日は家族で避難上へ待避していました。40数年の人生で初の経験となりました。

さて、賃貸物件にお住まいのかたでも地域によっては当然に避難された方もいらっしゃると思いますが、台風避難時のご注意を少々。

 

賃貸物件の台風被害の補償に関することですが、入居者様が加入している火災保険は家財保険になります。ちなみに火災保険という名ですが台風被害(風災)も保険の対象となっています(例外もあります)。

 

【ブランド品にはご注意】

家財=家の中の自分の持ち物。となりますので台風の浸水被害があった場合、火災保険で補償されますが、高価な時計やジュエリー・バック等々(30万円を超えるもの)は火災保険の加入の際に明記(お知らせ)しておかなければ保険の対象にならない場合があります。保険請求の際にもめる事もあるので避難の際は持ち出すことをおススメします。

 

【車はかなりの高級品です】

車両を駐車場に停めたまま避難しなくてはいけない場合もあったりしますが、台風に関しては事前に準備出来ることがほとんどなので、高台のコインパーキングに連泊させるのも良いかと思われます。今回の台風で車両浸水もかなりありました。車両保険に加入していない場合は自己負担で修理となります。最悪廃車になる場合もあるのでご注意下さい。

 

【ベランダや廊下にご注意】

賃貸物件のベランダや廊下に私物を随時置いている人はご注意下さい。建物の被害に関しては基本オーナー様の責任で修理しますが、【ベランダに私物を置いていて、それが風で倒れてガラスが割れた。】という場合は入居者様の責任になる場合もあるのでご注意下さい。そしてその被害は家財保険では補償されません。自費になりますので台風のニュースを聞いたらベランダ・廊下は片づけましょう。(そもそも共有部に私物はおけないのですが…)

 

【台風一過後】

台風が過ぎ去った後は、建物に被害がないか確認しましょう。もし被害があった場合は速やかに管理会社・オーナー様にご連絡してください。軽微な被害を報告&修理しないでそのままにしておくことは後々問題になりますし、放っておくことで被害が拡大した場合は入居者様の責任になる場合もあります。ご注意下さい。

 

ほんの少しのお話しでしたが、今回の台風で私が気付いた注意点でした。ともあれ台風は地震や火災と違い備える期間があります。今回の台風19号は、「かつてない強さ」と発表されてましたので、私自身もかつてない避難所待避をしました。備えあれば憂いなし。命もそうですが家財も大切にしてください。